システム開発初心者にとっては、一番難しい部分ですが、この考え方が理解できれば、ほとんどの業務システムに応用することができます。
そこで今回は、計算で出せる項目を省略した売上伝票を、さらに鑑部と明細部に分けてみましょう。
・計算項目を省略した売上伝票
上の売上伝票を、以下のように、鑑部と明細部の2つに分けます。
・鑑部
・明細部
分けること自体は、とても簡単ですね。
鑑部と明細部を別々に見ると、何となくテーブルにできそうな感じになってきました。複雑なものでも、分解すると簡単になることがわかります。
1件の売上伝票に対して、鑑部は1つですが、明細部は複数行あります。
商品が1つしか売れない場合もあるし、2つ以上売れる場合もあるので、明細部の行数は、常に変わるという点がポイントです。
また鑑部があって、明細部が無い状態というのは、商品がまだ売れていないということになります。(新規入力中など)
【解説】
(1)鑑部のことを「売上上部」、「伝票上部」、「売上メイン」、「伝票メイン」ということもあります。
(2)明細部のことを「売上明細」、「伝票明細」、「売上明細行」、「伝票明細行」ということもあります。