システム開発 売上伝票を鑑部と明細部に分ける。

システム開発 の基本となる売上伝票では、1つの伝票を、「鑑部と明細部に分ける」という考え方が、とても重要です。

システム開発初心者にとっては、一番難しい部分ですが、この考え方が理解できれば、ほとんどの業務システムに応用することができます。

そこで今回は、計算で出せる項目を省略した売上伝票を、さらに鑑部と明細部に分けてみましょう。

・計算項目を省略した売上伝票
system-63.gif


上の売上伝票を、以下のように、鑑部と明細部の2つに分けます。

・鑑部
system-61.gif

・明細部
system-62.gif

分けること自体は、とても簡単ですね。

鑑部と明細部を別々に見ると、何となくテーブルにできそうな感じになってきました。複雑なものでも、分解すると簡単になることがわかります。

1件の売上伝票に対して、鑑部は1つですが、明細部は複数行あります。

商品が1つしか売れない場合もあるし、2つ以上売れる場合もあるので、明細部の行数は、常に変わるという点がポイントです。

また鑑部があって、明細部が無い状態というのは、商品がまだ売れていないということになります。(新規入力中など)


【解説】
(1)鑑部のことを「売上上部」、「伝票上部」、「売上メイン」、「伝票メイン」ということもあります。

(2)明細部のことを「売上明細」、「伝票明細」、「売上明細行」、「伝票明細行」ということもあります。

スポンサードリンク

スポンサードリンク






システム開発実践講座 TOPへ