これまでの各テーブルの関係をまとめると、以下の図のようになります。
・全体図(図書館の貸出履歴システム)
生年月日のフィールドを追加したことで、いろんな集計ができるようになりましたね。
大事なポイントですが、ここまでは「考え方」の部分なので、データベースの種類は、関係ありません。テーブルの作成方法を省略していたのは、そのためです。
テーブルの大まかな設計が出来たら、あとはリレーショナルデータベースの種類によって、フィールドのデータ型を考えて、実際にテーブルを作成するだけです。
データ型は、保存するデータの種類によって、数値型、文字列型(テキスト型)、日付/時刻型などを決めます。また、数値型の場合は桁数、文字列型の場合は文字数なども考慮します。
テーブルの作成方法は、データベースによって異なります。
例えば、Microsoft Access でテーブルを作成する場合は、以下の図のようになります。
上がテーブルのデザイン画面で、下がデータを入力した画面です。
・T貸出履歴
*鍵のマークは主キーであることを表します。
・T利用者
・T性別
・T書籍
・T著者
・T出版社
【解説】
テーブル名は自由に付けることができます。「T」は接頭辞で、テーブルであることを示しています。テーブル名に番号を加えることもよくあります。