システム開発ができる一番のメリットは、何といっても「自分が作りたいシステムをすぐに作れる」ということです。思い付いたアイデアを、形にできることは、とても役立ちます。
あなたが良いと思ったアイデアがあれば、誰にも伺いを立てることなく、すぐに試すことができます。また自分が作りたいシステムなら、試行錯誤が自由に行なえます。
しかもシステムのイメージは、最初から頭の中にあります。どんなデータを入力して、どんな処理(または計算)をして、どんな結果を出力したいのか、大まかなイメージはできると思います。
そのため、他人との打ち合わせの時間は不要です。すぐにプロトタイプ(試作品)を作り始めることができます。
プロトタイプとは、システムの完成形をイメージしつつ、少しずつ制作と改良を重ねながら、完成形に近付ける開発方法です。
また、システムを自作できれば、自分の技術レベルによって、機能を追加したり、削ったりすることが簡単にできます。
例えば、ある業務を効率化するため、システムを作成したとします。9割くらい完成した状態でも、手作業と比べると10倍くらい効率化しました。
あと1割完成度を上げれば、20倍くらい効率化するかもしれません。でもその1割を完成させるには、今のあなたのスキルでは無理だとします。
しかし元の状態から比べれば、既に10倍アップしているのですから、システムを導入する価値は十分あります。
あとはあなたの技術レベルの向上に合わせて、少しずつシステムの完成度を上げていけば良いわけです。
システム開発では、作った後に、「あ!こういうふうに作る手もあったな!」と気付くことがよくあります。
システムを外注すると、予算の都合もあり、なかなか簡単には改良できません。普通は次のシステムに活かすことになります
でも、あなたが自作したシステムなら、すぐに取り入れて、改良することができるのです。
システムのアイデアを思い付いたら、すぐに作ってみて、実際に利用しながら改良していけば、どんどん作業が効率化します。効率化すれば時間が生まれ、より創造的な仕事に時間が使えます。