AccessやMySQLのようなリレーショナルデータベースで、
データをテーブルに保存するには、
列と行からなる表形式にする必要があります。
システム開発初心者が、最初に難しく感じるのは、
現実のデータ(帳票やレシートなどの印刷物)を、
どうやってデータベースのテーブルの形に表現するかです。
でも、順序良く、分解して考えれば、意外と簡単にできます。
そこでまずは、売上伝票の鑑部を表形式にしてみましょう。
元はこんな状態です。
・鑑部
鑑部にあるデータを、1行に抜き出すと、こんな感じになります。
このように、分解して並べ替えてみるのがコツです。
リアルな印刷物の場合は、ハサミで切って、机の上で、
実際に並べ替えてみるとよいでしょう。
大事な書類の場合は、コピーしたものを切ってくださいね。
ここまでの考え方、手順は簡単ですよね?
あとは表形式にすると、こうなります。
一つだけ変更した点は、
元の鑑部で「No.」となっている部分を、「伝票No」にしたことです。
単純に列名を変えただけ。
理由は、後で作る明細と関連付けるためです。
このような表形式にできると、データベースでもExcelのような表計算ソフトでも扱えるようになります。
どうですか?
データベースのテーブルにするのは、そんなに難しくないことが分かったと思います。
【補足】
今の状態では、まだテーブルが正規化されていません。