売上伝票の鑑部を表形式にする方法。

システム開発では、データベースを使うため、データはテーブルに保存することになります。

AccessやMySQLのようなリレーショナルデータベースで、

データをテーブルに保存するには、

列と行からなる表形式にする必要があります。

システム開発初心者が、最初に難しく感じるのは、

現実のデータ(帳票やレシートなどの印刷物)を、

どうやってデータベースのテーブルの形に表現するかです。

でも、順序良く、分解して考えれば、意外と簡単にできます。

そこでまずは、売上伝票の鑑部を表形式にしてみましょう。

元はこんな状態です。

・鑑部
system-67.gif


鑑部にあるデータを、1行に抜き出すと、こんな感じになります。

システム開発

このように、分解して並べ替えてみるのがコツです。

リアルな印刷物の場合は、ハサミで切って、机の上で、

実際に並べ替えてみるとよいでしょう。

大事な書類の場合は、コピーしたものを切ってくださいね。

ここまでの考え方、手順は簡単ですよね?


あとは表形式にすると、こうなります。

システム開発

一つだけ変更した点は、

元の鑑部で「No.」となっている部分を、「伝票No」にしたことです。

単純に列名を変えただけ。

理由は、後で作る明細と関連付けるためです。

このような表形式にできると、データベースでもExcelのような表計算ソフトでも扱えるようになります。

どうですか?

データベースのテーブルにするのは、そんなに難しくないことが分かったと思います。

【補足】
今の状態では、まだテーブルが正規化されていません。

スポンサードリンク

スポンサードリンク






システム開発実践講座 TOPへ