システム開発 消費税率の扱いについて。

業務システムの システム開発 では、消費税率を頻繁に扱います。

消費税率を扱う時には、注意するポイントがあるので、まとめておきます。

消費税率は、売上伝票の日付から、プログラムで計算することができます。
・1989年4月1日以降から1997年3月末日までは3%
・1997年4月1日以降は5%

消費税率は、1989年(平成元年)4月1日に施行されました。当時の消費税率は 3% でしたが、1997年(平成9年)4月1日には、5%に引き上げられました。

消費税は、商品やサービスに課税されます。私達が何かを購入する時には、ほとんどのものに消費税がかかっています。

また消費税率は、将来的に変化する可能性が、十分あります。

医療や介護の水準を維持するためには、財源が必要で、それを消費税で賄うなら、税率を引き上げる必要があると言われています。

2008年12月の現時点では、商品の合計に消費税率の5%をかければ、消費税額が出せます。一見簡単なようですが・・・

実は、消費税が課税されない商品やサービスがあります。医療や福祉、教育などは、対象外となっています。

そのため、課税・非課税の両方の商品やサービスを扱う場合は、結構計算が複雑です。

商品ごとに課税・非課税があるのなら、商品テーブルに税率を持たせておく方法も考えられます。

しかし将来、税率が変わった場合、商品テーブルの税率を変更すると、過去の消費税額が変わってしまいます。

したがって、データを「転記」するなどの工夫が必要になります。

つまり、きちんとした業務システムを作るなら、単純な計算では出せないわけです。

でも最初から深く考えすぎると、肝心な「テーブル設計」まで難しく感じてしまいます。そこで、とりあえず消費税額は、商品の合計に 5%をかけて計算することにしておきます。

売上伝票の全体像を把握した段階で、いくらでも改善することはできます。まずはデータベースのテーブル設計に集中することにしましょう。

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